時代とともに広がってきた、図書印刷の事業領域OUR DOMAIN


私たち図書印刷の事業は荷札の印刷からはじまり、現在ではさまざまな印刷物、そしてデジタルメディアまで事業領域は広範囲に及んでいます。創業から今に至るまで100年超の歴史を積み重ねる中、どのように変遷を遂げてきたのか、また今後どのように展開していくのか、紹介していきます。

1 文化発展への
強い信念と誇りを胸に
創立された図書印刷

1911年、当社の創業者である川口喜代次郎は品川の地にて「川口印刷所」を創立しました。「印刷事業は広報伝達の任を負う重要な産業として、社会の文化と経済を向上させる責任をもつ」という強い信念と誇りを抱き、事業拡大を推進していきました。

戦後間もない1946年に当時の大蔵省から紙幣印刷工場として指定を受け、翌年には社名を「図書印刷株式会社」とし、現在の会社の礎が築かれました。また、1948年に学校図書株式会社を設立し、教科書の出版事業へも進出します。

1949年には東京証券取引所へ株式上場を果たします。そこで得た資金を元手に現在の静岡県沼津市に原町工場(現・沼津工場)を設立しました。原町工場は「世界のタンゲ」と呼ばれた丹下健三氏が設計を担い、当時の日本建築学会作品賞を受賞するなど大きな話題を呼びました。

2 進みゆくデジタル化の
波を受け体制を整備

1970年代にコンピュータのビジネス利用が広がりはじめた時代、当社もその流れに乗り、特に印刷の前工程において、他社に先駆けてさまざまなデジタル化を積極的に推進しました。この取り組みは、印刷物の品質を向上。また、スピーディな印刷物の提供も可能にし、お客様の満足度向上につながりました。時代のニーズに合わせながら、常にお客様を第一に考えてきた姿勢は、お客様との信頼関係をより強固にしていきます。

1990年代、当社は成長につながる投資を多数おこないました。雑誌などの定期刊行物の受注、大きな広がりを見せ始めていたインターネットなどマルチメディアへの対応、コスト競争力強化のための生産設備増強や設備刷新などです。さらに、2000年代には、新たに新聞印刷事業やオンデマンド印刷事業、デジタルメディア事業などへ次々と参入を果たしました。

2010年代に入ると、スマートフォンやタブレットの普及が、情報の発信・受信のあり方に大きな変化をもたらします。これまで書籍で読まれていた情報やニュースなどがインターネットのブラウザやアプリ経由での閲覧に置き換えられるなど、情報の接触手段はデジタルメディアが主役の時代となっていきました。
デジタル化が大きく進展し、紙のメディアの位置づけが変化したことにより、当社の印刷事業も大きな構造転換を求められるようになったのです。

3 さまざまな取り組みを
推進する図書印刷

このように印刷をめぐる事業環境が大きく変わりゆく中、当社では印刷物の製造業務だけでなく、周辺サービスの提供へと事業を拡大しています。印刷物の活用場面をトータルで支援するべく、お客様のマーケティングやプロモーションの企画・設計など上流の領域にも進出しました。また、各種システム構築やデータ処理、物流業務などのBPO(Business Process Outsourcing)への取り組みも加速しています。すでに取り組みを進めていたデジタル分野にも本腰を入れるなど、印刷業務という枠を超え、お客様の課題解決のパートナーとしての役割を果たしはじめています。

<広範囲に及ぶ事業領域>

当社の提供するソリューションは多岐にわたります。あくまで一例ですが、実際に手がけてきている支援事例には以下のようなものがあります。

・人気キャラクターを活用したプロモーションキャンペーンの企画・運営
・TwitterやInstagramなどのSNSを活用したプロモーションキャンペーンの企画・運営
・鉄道会社などで実施するスタンプラリーイベントの企画・運営
・全国チェーン店の店頭POP(販売促進アイテム)のトータルプロデュース(企画・デザイン・製造・配送)
・企業が実施するビジネスイベントのトータルサポート(企画・集客・設営・運営・アフターフォロー)

お客様の課題を的確に捉え、最新の手法も取り入れながら、一歩一歩着実に、かつスピーディにさまざまな解決策を提案しています。

4 情報に
付加価値を提供して
デザインする会社へ

図書印刷は創業時から現在に至るまで、「印刷」を通して文化の発展に貢献してきました。しかし、本格的なデジタル時代の到来などにより印刷業界が大きく変革する中、今や印刷業を超え、中長期的に「情報に付加価値を提供してデザインする企業」になるべく変化を遂げつつあります。

当社は、「出版メディア」、「マーケティング支援」、「教育」を3つの柱として事業展開を進めています。「出版メディア」は書き手と読み手、「マーケティング支援」は企業と消費者、「教育」は教える側と教わる側―それらの間のコミュニケーションを、紙もデジタルも含めてまるごとデザインし、お客様の課題解決を図っていきます。

ただ情報を扱うだけでなく、そこに私たちができることを加えることで新たな「何か」を作っていく。これまでお客様のニーズに寄り添い、真摯に対応することで信頼を勝ち取ってきた当社だからこそできることであり、今後も挑戦を続けます。

コミュニケーションをお手伝いするコトはきっと、世界中の人々をつなぎ、幸せにしていく。

ちょっと壮大かもしれませんが、そんな仕事にワクワクする方はぜひ、当社に応募してみてください。
新しいコトへチャレンジする場を用意して私たちはお待ちしています。


>「図書印刷コーポレートサイト」も合わせてご覧ください。

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