スピーディ・高品質・唯一無二
三拍子揃った仕事が光る、技術の要

プリプレス1999年入社

係長

阿部 真由美

MAYUMI ABE

グラフィックアーツ科卒業。入社後すぐプリプレス本部に配属され、オペレーターとしてキャリアを積む。5年目には新人教育と進行管理を任され、現在では熟練した技術を持つリーダーとして職場をけん引している。

プリプレス1999年入社

班長

阿部 真由美

MAYUMI ABE

グラフィックアーツ科卒業。入社後すぐプリプレス本部に配属され、オペレーターとしてキャリアを積む。5年目には新人教育と進行管理を任され、現在では熟練した技術を持つリーダーとして職場をけん引している。

図書印刷を
選んだ理由
生まれながらの“ものづくり”好きから “職人”へ

小さい頃から“ものづくり”に理解のある環境で育ちました。壁に絵を描いても怒られないぐらい。(笑)その頃からすでに“生産者”という視点を持っていたように思います。家の中で遊ぶにも、学校の授業でも、何かを作ることがとにかく大好きでした。

そんなことから、高校を選ぶときにも、好きなことをより専門的に学べるグラフィックアーツ科を選びました。当時ではまだ珍しかったMacで課題に取り組むなど、かなり実践的なことをさせてもらっていましたね。その後も“ものづくり”が好きという気持ちは冷めることないまま、図書印刷へプリプレスオペレーターとして入社。以降、現在に至るまでこの部署で経験を重ねてきました。

仕事について
若気の至りを反省しカレンダー製作のスペシャリストへ

私が所属しているプリプレス部門は、印刷を行う前の工程を担い、文字の入力・編集や誌面のレイアウトなどを経て、印刷用のデータを仕上げるところまでが主な作業範囲です。こうした一連の作業内容は、自分としては高校のときにやっていたことの延長線上だったこともあり、入社してしばらくすると、即戦力としていろいろな案件を任せてもらえるようになりました。それらの案件をスピーディに対応していくことで周囲からの評価も上がるし、その評価が心地よかったことを覚えています。

そんな状況だったので当時、自分は仕事ができると過剰な自信を持っていました。今振り返ると有頂天になっていたんでしょうね。しかしそんな自信も、入社5年目の頃になり新人教育を任されるようになると、もろくも崩れ去ってしまいました。後輩には自分なりに理解していることを教えようとするんですが、まったく伝わらないんですね。それで初めてわかったんです。「誰かにうまく伝えられないってことは、自分が理解できてないのと同じことなんだ」と。きっとそれまではどこか感覚的なところで仕事をしていたんだと思います。人に教えることを意識して、改めて自分の経験と知識を整理するようになったのと同時に、上司がどれだけすごかったのかを痛感しました。入社当時は思いもしなかったのですが、指導する側に立ってみて初めて、上司が先まで読んで教えてくれていたことが分かったんですね。

私も、自分の知識をしっかり伝え、先々まで読んだ教育ができる存在になっていきたいと思い、一つひとつの案件に対し真摯に取り組むようになりました。私が思い描く、奥深い存在感のある上司像にはまだまだですが、仕事や周囲との向き合い方は、そのときを機にずいぶん変わったように思います。

こうしたスタンスの変化もあり、私自身のキャリアとしては、何かひとつの道を究め、後続の人たちに伝えていける「専門家」になりたいと思うようになりました。そこで当時担当だったカレンダー製作について、意識的に経験を重ねるようになりました。当時のプリプレスには、カレンダーの製作工程を詳しく知る人がわずかしかいなかったこともあり、「カレンダーのことなら阿部に聞け」と言われるまでになりたいと思ったんですね。そのために、部署の誰かがカレンダーの会議に出ると聞けば、「その会議私も出ていいですか?」という感じでついて行き、積極的に仕事を学びにいきました。その甲斐もあり、今では指名での問い合わせも入るようになりました。カレンダーのことについては、部下に対しても特に詳しく教えてあげられるようになり、目標のひとつはクリアできたかなと思っています。

自身の
成長について
作業スピードへのこだわりからサポートする立場としてのこだわりへ

さまざまな経験を経ながら年次を重ねるにつれて、マルチタスクで仕事に対応できるスキルも培われたように思います。当時、同時進行で5つくらい進められたんじゃないでしょうか。(笑)
作業しながらプロセスごとの必要時間を想定して優先順位づけをするという流れが、頭の中で自然に描けるようになった頃です。私の場合、極端な話ですが、「この作業が終わって次の作業場所への移動の動き出しは左足から!」なんてことまで考えていました。そのときの感覚って、アスリートでいう“ゾーンに入った状態”というんでしょうか。ものすごい頭が冴えて、全速力で走れるような感覚でしたね。

仕事の仕方や進め方って、スピード・技術・体力の3つがあるように思うんですが、私の場合体力系ではないので、がっつり重い仕事ではついついパンクしがちです。そのように考えると、自分がどういうタイプかを理解することは大切だと思います。自分のタイプをわかったうえで仕事をすれば、さまざまな事態への対処方法もわかってくるし、時間の区切り方もうまくなります。
そんな成長を経て、最近では、自分の仕事を動かしながら、新人のサポートも行っています。どのように仕事を細分化し、タスク化しながら進めていくべきかを指導していますが、私たちの仕事は職人みたいなものなので、ついつい目の前の作業に没頭してしまいがちです。そんなとき、私自身の経験を踏まえながら、なるべく俯瞰的に物事を見ること、それが一層仕事の幅を広げることを教えています。今後も、部下指導、後続育成を含めたより広い仕事に携わりながら、ますます力をつけていきたいです。

印刷業界の
変遷について
変わりゆく印刷工程のすべてを知ることで新たな可能性を追求したい

私が当社に入った頃は紙全盛の時期で、情報のほとんどは紙媒体化されるのが当たり前の時代でした。それが今はWEBに置き換わってきているのですが、一方で「紙ならではの表現」を考えてみると、その可能性の幅もまだまだ広いと思うんです。例えば子ども用の絵本なんかはまさにそうだと思います。表紙が箱みたいになっていたり、蛍光色を使って発色の美しさをつけたり、立体的な仕掛けがあったり。そんな紙でしかできない表現がたくさん散りばめられているんですよね。

絵本を製作するとき、まず絵本作家さんが実現したい世界を表したデータが届きます。しかし、それをそのまま実現できるかというと、ほとんどの場合できないんですね。なので、その世界観をどう実現するのか、どんな技術や紙を使えば実現できるのかと頭をフル回転させて考えることになります。これは一朝一夕でできることではなく、多くの経験や幅広い知識を習得しないとできません。だからどんな案件でも手を抜くことはできないんですよね。難しい課題を突き付けられ、ときに頭を悩ませてしまうこともありますが、新たな表現の方法を追求していると思うのでとてもやりがいを感じます。

そしてこれは20年近くこの仕事をやり続けているから思うことかもしれませんが、時代が移り変わって、求められる能力が変わってきているように感じています。かつてはアナログな技術が中心でしたが、最近ではデジタルに収れんしつつあり、工程がスリム化されてきています。

そうした変化により、今後は全体を設計できる能力が求められるようになると思っています。どんなものを作りたいのか、それを反映する版はどうしたら作れるかという前工程から、実際に刷るときの注意点、組み上げなどの加工をしていく後工程までの全体を知り、経験もしてみて、ワンストップで提案できることが必要になっていくはずです。

私もゆくゆくは、自分でデザインも手掛けられるようになりたいと思いますし、さらに後工程に必要な技術も勉強して、スキルアップしていきたいと考えています。もっと勉強し、お客様が求めていることをすべて実現できるようになりたいし、全ての工程を知ることで、より俯瞰的な視点から、自分が行っている工程を改善することもできると思います。また、工程を幅広く把握してこそ見える、表現の新しい可能性が出てくるのではと楽しみにしています。

一日のスケジュール

09:00 出社、夜勤の引き継ぎ作業の確認、メールチェック
09:30 製版作業
13:00 昼食
14:00 製版作業
18:00 退社後、プライベートタイム(ランニング、晩酌)

プライベート

趣味はずばり“ものづくり”!
プライベートの経験が仕事につながる

プライベートでも “ものづくり”が好きで、ミニチュアのフローリングを作ったり、写真を撮ったりしています。趣味が仕事の延長線上にあると感じますね。(笑)

“ものづくり”以外だと平日夜は夫と晩酌しながら、今日あった出来事を話しています。夫も同業なので、仕事の悩みや喜びを共有できることはありがたいですね。週末には、ヤクルトスワローズのファンなのでたまに野球観戦に行きます。2015年の優勝した試合を生で見られてすごい盛り上がったのがプチ自慢です。

大切な逸品

大切な逸品


班長になったときに、記念に買ったボールペンです。
見るたびに大変だった昇格試験を思い出します。後にも先にも、一番頑張った試験で良い思い出です。

学生へのメッセージ

技術力とアットホームが売りの図書印刷で一緒に成長しましょう!

当社は上司との距離がとても近い職場です。何か悩んでいる、困っているときにもすぐ聞いてくれるし、答えてくれるアットホームな環境がありますから、会社で働くということに怖いイメージがある方には「全然怖くないですよ」と言いたいですね。
そして、とにかく技術力が高く、とても刺激的な環境でもあります。ここでしかできないことも本当にたくさんあると思うので、いいものを作る仕事がしたい人にオススメの会社です!個人的には、いいアイデアが浮かんだら臆さずに言えるような人に入社して欲しいです。一緒にトコトン考え、成長していけるよう、相互に刺激を与え合えたらいいなと思っています。

学生へのメッセージ

技術力とアットホームが売りの図書印刷で一緒に成長しましょう!

当社は上司との距離がとても近い職場です。
何か悩んでいる、困っているときにもすぐ聞いてくれるし、答えてくれるアットホームな環境がありますから、会社で働くということに怖いイメージがある方には「全然怖くないですよ」と言いたいですね。

そして、とにかく技術力が高く、とても刺激的な環境でもあります。ここでしかできないことも本当にたくさんあると思うので、いいものを作る仕事がしたい人にオススメの会社です!個人的には、いいアイデアが浮かんだら臆さずに言えるような人に入社して欲しいです。一緒にトコトン考え、成長していけるよう、相互に刺激を与え合えたらいいなと思っています。

採用情報RECRUIT INFO

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これからの図書印刷FUTURE

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