目の前のことに全力投球!
地道な一歩を積み重ねた努力家

沼津工場1999年入社

部長

新村 蔵

OSAMU NIIMURA

工学部画像工学科卒。入社研修終了後まもなく技術開発本部付けで戸田工場へ配属される。その後川越工場の立ち上げから機械保守に携わり、10年近く幅広い機械を担当。枚葉機グループ長に昇進後、7年間の川越工場での勤務を経て、2017年10月から沼津工場へ。

沼津工場1999年入社

部長

新村 蔵

OSAMU NIIMURA

工学部画像工学科卒。入社研修終了後まもなく技術開発本部付けで戸田工場へ配属される。その後川越工場の立ち上げから機械保守に携わり、10年近く幅広い機械を担当。枚葉機グループ長に昇進後、7年間の川越工場での勤務を経て、2017年10月から沼津工場へ。

図書印刷を
選んだ理由
お絵かき少年はやがて、幅広いものづくりの世界へ

小さい頃から大学までずっとマンガや絵を描くことに熱中していました。今思えばその頃から、情報を見せることで人を喜ばせるのが好きだったのかもしれませんね。

就職活動では、学科が画像工学科という印刷関連の学科だったこともあり、自然と印刷業界を志望しました。就職活動の結果、製版会社などからも内定をいただいていたのですが、ものづくりに携われること、一部上場企業ながら社員数が多すぎないこと、有名な本をたくさん手がけていることが最終的に図書印刷に入社を決めた理由です。特に、これくらいの規模感だと個人が活きるんじゃないかということを、学生ながら漠然と感じていたのかもしれません。

お絵かき少年はやがて、幅広いものづくりの世界へ
入社からの
キャリア
入社直後に経験した工場の閉鎖と立ち上げでの“原体験”

入社後、最初に配属されたのは技術開発本部です。理系の経験を活かしたいと思って技術職を志望していました。印刷会社に入るためのような学科に入っていたにも関わらず、入社前は正直どのような仕事をやるのかまったくイメージできていなかったんです。会社案内に掲載されたパンフレットの写真を見て「パソコンいじれるんだ」程度の印象でした。(笑)

そして入社後半年の研修期間を経てから、当時主力工場だった戸田工場で初めて現場に立つことになりました。戸田工場はとても古く、印刷の設備も今のものとは全然違いました。今の印刷機は外から見ていると機械の中で何がおこなわれているのかわかりませんが、当時の機械は手に取るようにわかります。また、今では機械化されている工程を人の手でおこなっていることもありました。半年というわずかな期間ながら、この工場で業務に携われたおかげで印刷業に必要なことを肌で感じることができたんです。この時期の経験がなければ今の自分はありません。貴重な経験ですね。

2年目以降は新しく立ち上がった川越工場で機械保守をおこないながら、それまでに学んだ基礎をさらに積み上げていきました。24時間稼働の川越工場でさまざまな状況に対応するスキルを身につけるうち、主任に抜擢。肩書きがなかったころと比較して業務範囲が広がり、また新たな視点で業務に携わることができました。

日々の業務が充実していたからか、月日はあっという間に流れ、10年が経過。そのタイミングでグループ長として声がかかったのです。これまでは機械だけを見ていればよかったのですが、チームのマネジメントから得意先との折衝まで担当することになって、仕事の領域が一気に広がり、とても新鮮な気持ちとなりました。

その後7年間グループ長として勤め上げ、2017年10月に川越から沼津へ。環境は変わりましたが、求められる能力は大きく変わりません。チームのメンバーが持っているスキルを存分に活かせるよう段取りをするのが私の仕事です。やっぱり品質面で圧倒的でありたいと思っています。

これからも戸田工場の時から積み上げてきたスキルをもとに、お客様の満足度を上げる品質を仲間と一緒に追求していきたいし、私たちならそれができると信じています。

入社直後に経験した工場の閉鎖と立ち上げでの'原体験'
自身の成長
基礎を積み上げて10年。そのすべてを活かせる役職に昇進

繰り返しとはなりますが、入社直後に配属された戸田工場での経験は本当に私にとって大きな糧となりましたね。通常の印刷業務を継続しながら移転のための作業をするというのは、通常時よりはるかに多くの業務が発生しますし、注意すべき点も多かったので、緊張感のある職場でした。その環境でがむしゃらに目の前の作業と向き合い続けたことは、自分の土台を大きなものにしてくれたと感じています。

ここまでの軌跡を振り返ると自分に自信を持ったことはなかったんですが、だからこそ「この本はどう使われるのか」というように熟慮を重ね、一つひとつの仕事に真摯に取り組めたんだと思います。そして、これは私の性格でもありますが、前向きに取り組むことは強く意識してきました。何かが起きて誰かを責めても状況は変わらないんですよね、結局。それなら前向きに考えて、「じゃあ、どうしようか!?」って考えるほうが楽しいし、結果的にうまくいくと思うんですよね。グループ長という役職への抜擢、戸田工場での経験、そしてそれぞれの現場でがむしゃらに学びを重ねてきたこと。改めて振り返ると、それぞれの経験が点ではなく、つながって線になってきているような。面白いことに、すべてが今の役職に必要な経験だったんですよね。「自ら選択した」のではなく、上司や周囲の方が、私をうまく「導いてくれた」んでしょうね。

グループ長の仕事はこれまで見ていた機械だけでなく、印刷の色味・品質の管理や、内部の営業・生産管理との折衝、チームをマネジメントすることまで広範囲に及びます。さらに、得意先との交渉・対外的な営業活動など、業務範囲は文字通りガラッと変わりました。

基礎を積み上げて10年。そのすべてを活かせる役職に昇進

グループ長をやって改めて実感したことがあります。私たちの仕事は表面的に見ると、機械を扱う仕事なんですが、「結局は人と人とのコミュニケーションが品質を作っている」ということです。機械が良ければいいものができるわけではなく、私たちがやっている仕事は「良い機械と良いスタッフ、そして良い仕組み」の組み合わせをどう最適化するか、ということ。その視点があって初めて高い品質に至るんだと最近強く感じています。

わかりやすく説明するために、好きなF1で例えてみましょう。(笑)

F1はたとえ良い車であってもドライバーが悪いと良い結果を残せません。ドライバーが良くてもチームのサポート体制がしっかりしていないとこれも然りです。車、ドライバー、チーム、どこかが悪いとチグハグになります。そのためにはそれぞれの目標を共通化させ、その目標に向けて良い車、良いドライバー、良いチームが一体にならないと良い結果を残せないのです。

これを私たち図書印刷に置き換えると、最新鋭の印刷機械がそこにあっても、結局それを扱うのは「人」です。そしてその「人」を管理するのはチームである「職場」の「ルールや仕組み」。それらがすべてうまく連携し、高い品質を目標とすることではじめてトップクラスに上り詰めることができるんです。機械・人・チームすべてがうまく連動すれば、お客様に感動してもらえる品質を提供することができる。最近は本当にこれを意識して業務に臨んでいます。

印刷業界の
可能性
印刷はAIとも共存できる。人が作る品質が一番の価値

今、印刷業界は大きな変革の時代を迎えていると言われますよね。しかし、一部の手法をのぞき、印刷の根本が「水とインクと版」であることは変わっていません。

印刷する前段階の工程は技術の進化に伴って、とても効率的な体制になりました。そして印刷工程自体もオペレーターの負担を軽減するような効率化が進み、オペレーターは品質部分に集中できるようになってきています。進んだ機械化により周辺作業が軽減し、品質によりこだわることができるようになったということです。

昨今、「激安」を売りにする印刷会社が多く出てきたことで、品質にこだわらず値段だけを重視する案件はそちらに依頼されるようになりました。しかし、私たちに依頼を頂くお客様は逆で「品質にこだわりを持つ」お客様ばかりです。だからこそ、これまで以上に私たちは品質にこだわって納品しなければならないと思っています。

最近は急速に進むデジタル技術の進化により、伝達手段としての紙媒体がデジタルに置き換わっているのは否めません。しかし、それぞれ用途に応じた役割があって、共存するという道に落ち着くのではないかと私は考えています。現に一時期は印刷量自体が減少している印象がありましたが、最近はむしろわずかながら増加しているように感じています。

印刷はAIとも共存できる。人が作る品質が一番の価値

また、昨年よくニュースなどでも話題になりましたが、急激に進化するAIによって今後、印刷の仕事も完全に無人化されるという予測もあります。確かに、印刷自体は機械でおこなうものですが、最終判断は結局、「人」の感性が品質を大きく左右することになります。この部分はデジタルに置き換わることは当分難しいでしょう。職人が紙の一枚の差を感じとれるように、人は感性を磨き、自動化できるところは自動化していくことで共存していくようになるのではないでしょうか。

時代が大きく移り変わりゆく中、図書印刷が中期経営計画でも掲げている「情報に付加価値を提供してデザインする」というコンセプトには強く共感しています。仲間たちと連携し、チームとして動いていくことで他社との差別化も図れるし、良いものを作っていけると私は確信しています。

一日のスケジュール

08:30 出社 : 夜勤の印刷状況把握、メールチェック、
社内打合せ
10:00 現場巡回、資料作成
13:00 昼食
14:00 改善プラン検討、現場巡回
16:00 業者打ち合わせ、現場巡回、社内打合せ
18:00 退社後、プライベートタイム(読書、筋トレ)
一日のスケジュール

プライベート

平日は趣味と筋トレ、
週末は家族と過ごすリフレッシュタイム

役職者という立場でトラブルなどへの対応もあるため、平日は残業することも。早く上がれるときは家でゆっくり、自分の好きな車の雑誌や漫画を読んでリラックスしています。最近ちょっと体重が増加気味なこともあり、筋トレしたりなんてことも。(笑)

今は単身赴任中のため、ほぼ毎週末、車で家族の元に帰ります。休日は子どもたちとスポーツやゲームをして一緒に遊んだり、勉強をみてあげたり、できるだけ一緒に過ごしてます。妻が平日は子どもを見てくれているので、その恩返しの気持ちもありますが、単純に子ども好きなんですよね。家族と一緒に過ごすことで翌週も頑張ろう!という気持ちになれます。

大切な逸品

大切な逸品


グループ長になったときに、自分のご褒美に買った腕時計が宝物です。
それまで自分へのご褒美をしたことがなかったので、とても良い思い出として残っています。

学生へのメッセージ

毎日違うものを作り出すことにワクワクする、
本・人が好きな人に来てほしい

印刷業界の仕事は日々違うものを印刷しています。再版はありますが、基本的に二度と同じものはありません。だから、「毎日違うものに触れられるという楽しみ」があるんです。もちろん毎日違うものを印刷するため、同じ方法が通用しませんが、それが改善につながることもあります。メンバーみんなで創意工夫しながら、日々進歩していけることが印刷会社で働いていて「楽しい」と感じるポイントです。
印刷会社の中でも図書印刷は規模が大きすぎず小さすぎず、個人が活きるちょうどいいサイズの会社なんです。この規模感がコミュニケーションを活発にして、それが印刷の品質につながっていくことを働きながら感じられますよ。ぜひ本が好き、人とコミュニケーションとるのが好きという人はうちに来てもらいたい!と思っています。

学生へのメッセージ

毎日違うものを作り出すことにワクワクする、
本・人が好きな人に来てほしい

印刷業界は毎日違うものを印刷して生み出すのが仕事。再版はありますが、基本的に二度と同じものはありません。だから、毎日違うものに触れられるという楽しみがあります。

もちろん毎日違うので同じ方法は通用しないのですが、それが改善につながったりもします。みんなでアイデアを出し合いながら、日々進歩できることが印刷会社で働いていて「楽しい」と感じるポイントです。

印刷会社の中でも図書印刷は規模が大きすぎず小さすぎず、個人が活きるちょうど良いサイズの会社です。この規模感がコミュニケーションを活発にして、それが印刷の品質につながっていくことを働きながら感じることができます。

ぜひ本が好き、人とコミュニケーションとるのが好きという人に志望してもらいたいと思っています。

採用情報RECRUIT INFO

read more

これからの図書印刷FUTURE

read more