ソーシャルメディアとは?意味やSNSとの違い、ビジネスでの活用について解説

ソーシャルメディアとは?意味やSNSとの違い、ビジネスでの活用について解説

WEBマーケティング

ショッピングや外食などの参考に、調べものに、そして純粋な娯楽としても、多くの人が日常的に利用するソーシャルメディア。その活用はビジネスシーンにおいても重要な戦略として位置づけられています。この記事ではソーシャルメディアとは何かSNSとの違い分類方法ビジネスでの活用法について解説します。

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ソーシャルメディアとは?

ソーシャルメディアとは、個人や企業が情報を発信・共有・拡散することによって形成される、インターネットを通じた情報交流サービスの総称です。

ソーシャルメディアの形態には、SNS(Social Networking Service)・電子掲示板、ブログ、投稿サイト、情報共有サイトなどさまざまなものがあります。ECサイトのレビューや口コミもその一部と言えるでしょう。

ソーシャルメディアには、新聞やテレビといった従来のマスメディアは含まれません。マスメディアでは情報の発信者と受信者の役割が明確で、情報の流れは一方向です。一方、ソーシャルメディアには、不特定多数が個々に発信し、受信し、さらに発信(拡散)することで、情報が多方向に広がっていくという特徴があります。

ソーシャルメディアとSNSとの違い

ソーシャルメディアはSNSと同じもののように受け取られがちです。しかし、その概念はSNSよりも広いもので、SNSはソーシャルメディアのひとつとして位置づけられます。

SNSの定義は、「利用者同士が交流できるwebサイト上の会員制サービス」です。地域を超えて不特定多数とつながりを持つことが可能な新しいコミュニケーションツールとも言えます。

現在では、拡散性が高いものや、コンテンツ発信を重視するものなど多様なSNSが登場し、その使われ方も利用者同士の交流の枠を超えて広がり続けています。利用者数も右肩上がりで伸びています。こうしたことから、SNSはソーシャルメディアの主流となり、「ソーシャルメディア=SNS」と考える人が多いようです。

ソーシャルメディアの種類

ソーシャルメディアには、掲載する情報の性格によって次のような種類があると考えられます。

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コミュニケーション

FacebookLINEのように主に個人レベルで、他者とコミュニケーションを取ることを主要な目的とするソーシャルメディアです。

レビュー、口コミ

生活者が実際に購入したものや体験したこと、行った場所などに対する評価や感想を自発的に書き込むタイプのソーシャルメディアです。ECサイトのレビュー欄「食べログ」「価格.com」「トリップアドバイザー」などが例として挙げられます。こうしたソーシャルメディアは、一般の生活者による評価が信頼できるとして、多くの人の購買行動に影響を与えています。

集合知

集合知とは、多くの人の知識が蓄積したものを指します。不特定多数のユーザーが書き込んだ、膨大な情報が整理され、体系化されることによって、多くの人に活用される有益な情報群となります。集合知の例としてはWikipediaやさまざまなQ&Aサイトまとめサイトなどがあります。

情報発信

自分が感じたことや意見、作品、パフォーマンスなどを広く発信することを主な目的とするソーシャルメディアです。ブログTwitterYouTubeTikTokなどがこのカテゴリとなります。近年、情報発信型のソーシャルメディアは成長が著しく、多くのフォロワーを持つユーチューバーやインフルエンサーが大きな影響力を持つようになりました。

情報の伝わり方によるソーシャルメディアの分類

次に、情報の伝わり方をもとにした分類法を紹介します。縦軸には情報がどういった関係性のなかで伝わるか、横軸には情報がどういったタイミングで伝わるかを置きます。

縦軸 ソーシャルグラフ⇔インタレストグラフ

ソーシャルグラフ:人と人とのつながりを楽しむためのメディア。他社との関係性のなかで情報が伝達する

インタレストグラフ:共通の趣味し好を楽しむためのメディア。興味・関心のつながりによって情報が伝達する

横軸 フロー型⇔ストック型

フロー型:タイムラインに最新の情報が表示され、時間とともに流れていくタイプ。リアルタイム性に価値がある

ストック型:過去の情報を蓄積していく。検索していつでも情報を閲覧できることに価値がある

この2軸の度合いによって代表的なソーシャルメディアをマッピングすると下図のようになります。

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Twitter

インタレストグラフ×フロー型。興味や関心を共有するユーザーの間で、情報(ツイート)がリアルタイムで流れ、拡散されます。

YouTube

インタレストグラフ×ストック型。視聴している動画の関連動画や、興味や関心に合わせたおすすめ動画が表示されるなど、関心軸に沿って情報が広がります。

Instagram、TikTok

ソーシャルグラフ&インタレストグラフ×フロー型&ストック型。特定の興味や関心を中心にしながら、個人間のつながりによっても広がるという両面性を持ちます。タイムラインで情報が流れるため、従来はフロー型と位置付けられていましたが、近年はハッシュタグによる検索が一般的になり、ストック型の傾向が強まっています。

Facebook、LINE

ソーシャルグラフ×フロー型。実名が原則のFacebookとメッセージアプリの性格が強いLINEは、人と人のつながりを通して情報が伝わるソーシャルグラフの代表格です。

ビジネスにおけるソーシャルメディアの活用目的

ソーシャルメディアは、現代のビジネスにおいて、次のような目的で活用されています。

マーケティング施策として

ソーシャルメディアをプラットフォームとした広告、プロモーションによる集客や販売促進法が非常に増えています。既存のメディア以上に拡散力があり、多角的な広がりが期待できます。

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ブランディング施策として

認知度の向上や、双方向コミュニケーションによるロイヤルティ(信頼性、愛着度)の向上が可能です。ユーザーとの関係性を深め、ファンを増やします。

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顧客満足度の向上

ソーシャルリスニングを行って生活者ニーズを把握し、それをもとにした課題を解決することにより、顧客満足度を上げることができます。

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高い費用対効果が期待できる

ソーシャルメディアでは比較的ローコストで、上記のようなマーケティングやブランディングの施策を行うことが可能です。ユーザーが情報を拡散してくれれば、より大きな費用対効果が期待できます。

ソーシャルメディアを軸とした購買モデル

これからのマーケティングには、ソーシャルメディアを軸に展開する購買行動への理解が必須です。ここでは2つのモデルを紹介します。

ULSSASモデル

ULSSAS(ウルサス)は、UGC(User Generated Content=ユーザー生成コンテンツ)を最初の情報源とした購買行動のプロセスをモデルとして示したものです。ULSSASという名称は、次の各行動の頭文字を取ったものです。

  • UGC:商品、サービス、店などに関するUGC(意見、感想、口コミ、写真など)をソーシャルメディア上で見る
  • Like:「いいね!」「お気に入り」など、ソーシャルメディア上でアクションする
  • Search1(SNS):より詳しいUGCを求めて、SNSで検索する
  • Search2(Google/Yahoo!):さらに、検索エンジンで情報を検索する
  • Action:商品の購入やサービスの契約など、具体的なアクションを行う
  • Spread:商品やサービスを実際に使ってみた感想や評価を発信する(UGCに戻りサイクルが繰り返される)

RsEsPsモデル

RsEsPs(レップス)は、一般社団法人日本プロモーショナル・マーケティング協会が提唱する購買行動モデルです。

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このモデルでは、生活者の購買行動を「認識(Recognition)」「体験(Experiense)」「購買(Purchase)」という3つのフェーズに整理。そして、各フェーズにおいて「検索(Search)」「共有(Share)」「拡散(Spread)」が行われる可能性があると指摘しています。共有や拡散には、主にソーシャルメディアが使われます。

そこで、各フェーズにおいて「検索」「共有」「拡散」を促すマーケティング施策を行うことによって、宣伝や販促の成果が高まると考えられるのです。ここでもソーシャルメディアの活用が、マーケティング戦略の鍵となります。

ソーシャルメディアの影響を理解して、マーケティング戦略に組み込もう

SNSを含むソーシャルメディアは、私たちの暮らしに深く入り込み、行動にさまざまな変化をもたらしています。生活者が発信する情報には信頼性と拡散力があるため、ソーシャルメディアを活用すれば、生活者と企業との距離を近づけ、宣伝や販促、ブランディングでも成果を上げることができます。現在のソーシャルメディアが生活者の行動に及ぼす影響を理解したうえで、マーケティング戦略にどう組み込むかを検討しましょう。

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参考:

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