「はかり」のカレンダーで、全国カレンダー展 経済産業大臣賞受賞

【課題】カレンダーで企業ブランドを明確化したい

株式会社タツノ様は、世界の三大ガソリン計量機メーカーであり、国内シェア60％のトップ企業です。2015年版カレンダーの製作以降、図書印刷は同社のカレンダーによる企業ブランディングの推進を支援しております。

当社が支援を開始した年のカレンダーが、全国カレンダー展で見事、銀賞を受賞したことから、同社内で「次はもっと上位の賞を狙えるカレンダーをつくりたい」という機運が高まりました。

「はかりでカレンダーはできないか…！？」

同社の事業とかかわりの深い「はかり」をビジュアルとして使い、企業ブランドを表現したい。さらに、それによりカレンダー展で上位の賞を狙いたい、という想いをお持ちでした。

【解決策】「はかり」の歴史的・文化的価値をカレンダーで表現する

この想いを受け、図書印刷では検討を重ねました。そして、カレンダーで伝える３つのメッセージを抽出しました。

・「はかり」は美しい。偉大な歴史的背景もある。
・「計量文化」は、人類の文明の発展の中で重要な意味を持つ。
・タツノ様は、事業活動を通して「計量文化」を継承し、発展に貢献してきた。

また、当社にて入念なコンセプトづくりを行い、上記の３つのメッセージを伝えるビジュアル表現と、カレンダーの紙面にストーリーを構築して、同社へ提案しました。

「はかりの写真を単に並べただけのカレンダーでは、ブランディングは不可能です。コンセプトを明確にしたカレンダーを一緒につくり、カレンダー展の上位賞に挑みましょう」

この提案に制作ご担当者様は心を動かされ、「はかり」のカレンダーは製作されることになりました。

同社と、
・日本及び世界各地の「はかり」を取材（長野県松本市はかり資料館からのご協力）
・「はかり」の歴史的文化的価値を伝えるコピーを作成
・「はかり」を造形的に美しく見せるデザインレイアウトと写真撮影

などを実施し、カレンダー「HAKARU」が誕生しました。

＜2016年版カレンダー＞

【成果と今後の展開】

人類の歴史を支えてきた「計量文化」、そして、その継承と発展を担う株式会社タツノ。 ―これをステークホルダーに示すことに成功しました。

「多くの人の目に触れて、『はかること』がさまざまな用途で役立っていて、社会の発展に大きく寄与していることを知っていただけたのではないかと思います」（制作ご担当者様　談）

また、全国カレンダー展では、最上位賞である「経済産業大臣賞」と、第１部門（企業カレンダー）金賞を同時受賞することができました。（2016年版）

この後も、2017年版、2018年版と継続して「HAKARU」カレンダーを製作しており、毎年カレンダー展への入賞を果たしています。

「毎年前年を上回る出来栄えになっていて、それが連続受賞に繋がっていると思います。
本カレンダーの製作に携わってる方々に感謝の気持ちで一杯です」（制作ご担当者様　談）

2015年版　第１部門 銀賞
2016年版　経済産業大臣賞・第１部門 金賞
2017年版　第１部門 銀賞
2018年版　審査員特別賞 浅葉克己賞・第１部門 銀賞

＜2015～2018年版のカレンダー＞

「カレンダーが『HAKARU』シリーズになってから、営業部門も積極的に得意先に持っていけるようになり、得意先からもカレンダーの配布を楽しみにしてもらえるようになりました。
技術部門からも、関係先の行政機関の方から好評で、『作ってくれてありがとう』と言ってもらったことが印象に残っています。
当社の顧客だけではなく、社員にも『HAKARU』シリーズを通してメッセージを伝えられるツールになったと考えています。
BtoB企業の当社が、パブリックな賞を受賞することで、広く一般の方々や、行政機関、採用面で大学に対しても、当社のPRに繋がっていると感じています。
図書印刷とはこれからも共に、更に良いカレンダーを作っていければと思います」（制作ご担当者様　談）

【図書印刷のソリューション】

カレンダーは、企業のブランディングを実践するための重要なツール・メディアとなりえます。明確なコンセプトを元に、メッセージと魅力的なビジュアルを表現することで、ステークホルダーに自社の企業活動を強く印象づけ、ブランディングを図ることが可能です。

図書印刷には、専門のカレンダー企画制作チームが、コーポレートコミュニケーションの視点から年間100件を超える提案を行っております。企業のブランディングのストーリー立案から、ビジュアル素材の選定・デザイン制作、製造、発送までをトータルに支援します。

図書印刷のカレンダー制作の詳細情報はこちらからご確認ください。また、「全国カレンダー展」の受賞履歴についてはこちらからご確認ください。