環境活動と環境パフォーマンスの推移
気候変動(地球温暖化対策)への取り組み
図書印刷は、温室効果ガスの排出による地球温暖化を抑制するためにCO2排出量を2025年度までに2017年度比で41%削減(▲8,233t)することを目標に活動しています。
省エネルギー活動に積極的に取り組むことで、エネルギー使用量、CO2排出量の削減を推進します。
CO2排出量
単位:t-CO2
| 2017 年度 | 2020 年度 | 2021 年度 | 2022 年度 | 2025 年度 (目標) |
CO2(t) | 19,932 | 19,937 | 14,378 | 11,357 | 11,699 |
Scope3の算定
近年、企業が直接的に排出する温室効果ガスの排出量(Scope1、Scope2)だけでなく、原材料調達から、物流、製品の廃棄に至る、バリューチェーン全体の温室効果ガス排出量(Scope3)を把握・管理することが重要視されるようになっています。
図書印刷では、温室効果ガスの排出割合の高いカテゴリを明確にし、効果的に削減活動を行うための目安としてScope3を算定しました。その結果、当社が購入した製品とサービス(カテゴリ1)や、当社が販売した後の製品の廃棄(カテゴリ12)の排出割合が多いことが分りました。
今後も、バリューチェーン全体の温室効果ガス排出量(Scope3)を継続的に把握・評価し、環境負荷の低減に取り組んでいきます。
Scope3 算定の概要
Scope1,2,3 温室効果ガス排出量の推移
単位:t-CO2
| 2020 年度 | 2021 年度 | 2022 年度 |
Scope1(t) | 2,972 | 1,805 | 1,294 |
Scope2(t) | 16,965 | 12,574 | 10,062 |
Scope3(t) | 158,735 | 121,961 | 112,409 |
循環型社会形成への取組み
図書印刷は、循環型社会形成を推進するために廃棄物の排出量削減や再資源化、再利用に取り組んでおり、最終埋立量10t未満、リサイクル率99.9%を達成しています。
今後も廃棄物の適正管理に努め、最終埋立量とリサイクル率の維持と廃棄物の排出量削減を推進します。
最終埋立量
単位:t
| 2020 年度 | 2021 年度 | 2022 年度 | 2030 年度 (目標) |
最終埋立量(t) | 7.5 | 6.9 | 5.2 | 10 |
リサイクル率
単位:%
| 2020 年度 | 2021 年度 | 2022 年度 | 2030 年度 (目標) |
リサイクル率(%) | 99.9 | 99.9 | 99.9 | 99.9 |
大気環境保全の取組み
図書印刷は、大気環境保全のためにVOC排出量の削減に取り組んでいます。
環境負荷の低い洗浄剤の使用や、ノンVOCインキの活用、UV印刷機の導入などを推進し、2030年度までに2008年度比70%削減(▲18.8t)することを目標に活動しています。
VOCの大気排出量
単位:t
| 2008 年度 | 2020 年度 | 2021 年度 | 2022 年度 | 2030 年度 (目標) |
VOC排出量(t) | 26.9 | 11.4 | 7.2 | 4.4 | 8.1 |
水資源の適正な管理
図書印刷では、印刷工程や機械設備の冷却、冷房設備などに地下水を使用しています。
本社ビルにおいて雨水を再利用し、水資源の有効利用に努めています。印刷工程における廃湿し水、PS現像廃液などは全量回収し産業廃棄物として処理をするとともに、定期的な水質測定や監視を行い適切に管理しております。
水使用量の推移
単位:千m3
| 2020 年度 | 2021 年度 | 2022 年度 |
地下水(千m3) | 1,341 | 1,528 | 1,351 |
上水道(千m3) | 9 | 17 | 15 |
工業用水(千m3) | 9 | 0 | 0 |
雨水(千m3) | 2 | 2 | 1 |
排水量の推移
単位:千m3
| 2020 年度 | 2021 年度 | 2022 年度 |
海域・河川(千m3) | 1,138 | 1,295 | 1,160 |
下水道(千m3) | 22 | 20 | 15 |
地下浸透(千m3) | 0 | 0 | 0 |
輸送による環境負荷低減の取り組み
図書印刷は、省エネ法に定められた特定荷主(3,000万トンキロ以上/年)には該当していませんが、自主的に輸送による環境負荷とコスト低減に取り組んでいます。工場間の横持ち輸送の低減や、輸送効率の改善などの活動を積極的に行っています。